のんびりキングダム

キングダム単行本派

『キングダム』 蒙武 変化 感想

注意!『キングダム』61巻までの内容が含まれます。ネタバレが気になる方はご自身の判断にお任せいたします。

 

本記事では、蒙武の戦さにおける変化のまとめと感想をつぶやきます。

 

蒙武は中華七国の武将の中でもトップクラスの武力を持っています。それは、作中の中で初めから現在発売中の71巻まで変わらない事実です。
蒙武が作中を経て変わったのは、秦軍総司令・昌平君の指示だけは守るようになった事です。

 

この変化のきっかけは、馬陽の戦いで単独行動をしてしまい敗戦の原因を作ったからです。この時、蒙武は昌平君が指名した大将の指示を聞かず暴れ回りましたが、結局罠にかかり大将が戦死することになりました。
戦い方が変わった例として、60・61巻の什虎城攻めでは軍師の蒙毅は同盟国の魏軍が到着してから出陣するのが良いと考えていましたが、蒙武は聞く耳を持たず出陣しました。理由は、昌平君が開戦日と定めた日だからです。

 

合従軍編で騰は王騎将軍の死が蒙武を強くしたと語っていました。蒙武の戦い方の変化を見てもその通りだと思いました。王騎将軍は作中でとてつもなく大きい存在だと改めて考えさせられました。武力だけの蒙武も改心させる王騎将軍でした。
さらに、蒙武にとって昌平君は信頼できる唯一の人物だということも分かります。昌平君の言うことだけは何があっても従うという軸を獲得したと言えるでしょう。融通の効かない蒙武と渡り合えている昌平君はカッコいいです。

 


作中では蒙武と昌平君二人の物語は描かれていませんが、少年時代に運命的な出会いをした伏線があります。今後もこの2人の関係性には注目したいです。

 

 

本記事を最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。本記事に関してコメントがあればお気軽に。